福島潟は日本の新潟市北部にあります。新潟平野に広がるこの広大な湿地帯は、約262ヘクタールのエリアに広がる淡水湿地の潟です。
オニバスの北限生息地であり、オオヒシクイの越冬地として有名です。多くの絶滅を危惧される野生生物が飛来したり、生息しており、この貴重な湿地帯をよりどころとしています。潟では200種類を超える野鳥や野草を見ることができます。
潟のほとんどのエリアは潟舟でないと訪れることはできませんが、潟端の水辺を散歩できる道があり、四季折々の景色を楽しめます。
潟舟体験は春や秋の限られた時期に行われています。「NPOねっとわーく福島潟」にお問い合わせください。
施設
自然保護公園としていくつかの文化施設、自然観察施設があります;
水の駅「ビュー福島潟」
このセンターでは潟についての詳細な情報を紹介しています。3階から上階へ続く廊下は全面ガラス張りで360度の展望が楽しめます。1階~3階までは無料ゾーンで、4階~7階は有料ゾーンです。 建物内には土産物屋、カフェ、展示スペースなどがあります。
〒950-3328 新潟県新潟市北区前新田乙493
TEL:025-387-1491
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始12月28日~1月4日
「潟来亭(かたらいてい)」
潟のほとりにあるヨシの茅葺(かやぶ)き屋根の古民家風休憩所です。囲炉裏を囲んで地元の方々から潟のお話も聞けます。
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始12月28日~1月4日
キャンプ場
炊事場が設置されており、自然学習園の宿泊スペースとしても利用できます。トイレは潟来亭のトイレが24時間利用できます。利用に際しては事前の申し込みが必要です。
利用料金 一般200円、小中高生100円(団体割引有り)利用期間:3月~11月末
「雁晴れ舎(がたばれしゃ)」(国指定福島潟鳥獣保護区管理棟)
望遠鏡で野鳥を観察できます。開館時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌日) 年末年始12月28日~1月4日
自然学習園ゾーン
観察しながら潟の動植物を学習する野外の場所で、ビオトープや学習園で自然保護について理解を深めることができます。
学習園へペットを連れて入ることは禁止されています。
蔵の宿「菱風荘(りょうふうそう)」
福島潟に最も近い年中無休の宿泊施設です。キッチン・お風呂・トイレつきのコテージがいくつかあります。食事も用意できますが、材料を持ち込み、キッチンで料理もできます。
要予約、一人3500円から(人数による)
有料の体験オプションもあります。例えば紙すき体験、ノルディックウォーキング、昔語り、自然遊び体験、飯ごう炊飯体験など、要予約です。
詳しい内容とご予約は「菱風荘」へお問い合わせください。TEL:025-388-5314 FAX: 025-387-1788 or Email: ryoufusou@atagosyoji.co.jp
アクセス
東京からは新幹線で約2.5時間、JR白新線で豊栄駅、徒歩では30分以上なのでおすすめはタクシーで約5分です。
車で東京からの場合、関越自動車道・日本海東北自動車道(約4時間)、豊栄新潟東港ICより約5分
新潟からの場合、国道7号線(新新バイパス)豊栄ICより約10分
駐車場あります。
佐潟は日本の新潟市西部の海岸近くにあります。約76ヘクタールのエリア内に43ヘクタールの淡水湿地があり、日本最大の砂丘湖(砂丘と砂丘の間のくぼ地に水がたまってできた潟湖)で、ラムサール条約に登録されています。
多くの絶滅危惧種を含む動植物の生息地であり、白鳥などの水鳥の飛来地であり、鳥の渡りのルートの貴重な中継地です。周囲の農家の方々が潟と共存しながら、時にはガイドをしたり、水底の泥をすくって水質の保全に取り組んでいます。佐潟の豊かな恵みは昔から生活のために利用され、地域の人々によってその自然は守られてきたのです。
潟の周囲を一周する道を散歩でき、湿地帯としての豊かな環境を体験することができます。
施設
自然保護公園としていくつかの文化施設、自然観察施設があります;
佐潟水鳥・湿地センター
このセンターでは潟についての詳細な情報を紹介しています。入館無料で 建物内には観測用の望遠鏡、展示スペースなどがあります。
〒950-2261 新潟市西区赤塚5404-1/ラムサール条約登録湿地「佐潟」
tel. 025-264-3050 メールアドレス:sakata.wlc@alpha.ocn.ne.jp
開館時間:9:00〜16:30 冬季(11月~翌2月)の土曜・日曜は7:00〜
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌日)、年末年始
野鳥観察舎
野鳥を観察できる展望のよい小屋です。
開館時間/休館日は佐潟水鳥・湿地センターと同じ
農業体験施設
ハーブランドシーズン
ラムサール条約登録の佐潟の眺めを楽しめる体験型ハーブ園です。
ハーブ体験教室、料理教室、音楽ミニコンサートを開催など、70種類以上のハーブティも飲めます。
〒950-2261 新潟市西区赤塚5073 TEL: 025-239-3288 www.herblandseason.com
開館時間:10:00〜17:00
休館日:水曜日、冬季(2月)
アクセス
東京からは新幹線で約2.5時間、JR越後線で赤塚駅で降りてレンタサイクル、約10分です。
「来る来るサイクル(西区無料レンタサイクル)」タクシー利用の場合はその手前の内野駅で降りて約15分です。
車で東京からの場合、北陸自動車道新潟西ICから約30分、巻潟東ICから約30分
駐車場あります。
鳥屋野潟のように街中に残っている潟は、全国的にも珍しい存在です。冬には白鳥がたくさん飛来します。潟湖(海岸砂丘で閉塞され、海面の低下とともに平野のくぼ地に残された水面)として治水の結果成り立った面積は約158haです。
高度経済成長期時代には汚染が深刻でしたが、その後、市民運動がもとで作られた規制や努力によって水質は改善されてきています。現在では、多くの野生生物が暮らしており、鳥の繁殖地となっています。
隣接する県立鳥屋野潟公園は多くの人が訪れ、春は桜の花見、夏はスポーツ・レクリエーションなど広く市民に利用されています。
施設
県立図書館・自然科学館がある「女池地区」と、新潟市産業振興センターに隣接する「鐘木地区」の2つのエリアに分かれています。新潟県立鳥屋野潟公園にはいくつかの文化施設、自然観察施設があります;
女池地区インフォメーションセンター
〒950-0948 新潟市中央区女池南3-1-3
TEL・FAX:025-285-1604
鐘木地区インフォメーションセンター
〒950-1141 新潟市中央区鐘木451
TEL:025-284-4720 FAX:025-284-4726
鳥観庵(とりみあん)
県立鳥屋野潟公園(中央区鐘木)内の野鳥観察舎
新潟県立自然科学館
潟に生息する動植物の展示や、鳥屋野潟の野鳥観察ができるコーナーがあります。
開館時間:9:30~16:30 (平日) 9:30~17:00 土日祝日および夏期7/18(土)~8/30(日)
休館日:毎週月曜日、年末年始 (12月29日~1月3日)
www.sciencemuseum.jp/niigata/
注意事項 全部の潟に共通
●自然学習園内ではペットを放さず、フンや毛などは飼い主が責任をもって持ち帰ってください。
アクセス
東京からは新幹線で約2.5時間
女池地区 バス
新潟駅南口2番線から女池愛宕行き(約15分)、野球場・科学館前下車 徒歩約8分
鐘木地区 バス
新潟駅南口 1番のりば 新潟市民病院行き(約20分)
新潟駅南口 曽野木ニュータウン行き(約20分)
車で東京からの場合、北陸自動車道新潟西IC、新潟バイパス(8号線)女池インターから約5分。
磐越自動車道 新潟中央インターから約5分。
日中に利用できる駐車場あります。
人造湖で用排水路の発達により水位低下で陸化したところを、掘り下げて造られた池。1998年に周辺環境が整備され上堰潟公園が開園しました。
昔は農業のかんがい用水源として、今では主に降雨時の調整池として利用されています。西山川~広通川~新川を通じて排水され、海と直接つながる潟です。広い芝生地なども整備され、湖面面積は約11haです。
春には桜や菜の花、秋にはコスモスなど四季折々の花々が楽しめ、ピクニックやハイキングのできる都市公園です。
施設
上堰潟公園には休憩所(ログハウス)があります;
新潟市西蒲区松野尾
〒953-0015 新潟市西蒲区松野尾1番地
TEL:0256-72-8507(西蒲区建設課)
開館時間:4月1日~11月30日 8:30〜17:00 無料
休館日:無休
バーベキュー施設
利用時間:4月1日~11月30日 9:00〜16:30 無料 (要申し込み)TEL:0256-72-8570
注意事項
●指定されたエリア以外での火気の利用はできません。バーベキュー用具の貸し出しはありません。
●公園内ではペットを放さず、フンや毛などは飼い主が責任をもって持ち帰ってください。
アクセス
東京からは新幹線で約2.5時間
車で東京からの場合、北陸自動車道潟東IC、国道460号経由約20分。
車で新潟市街地方面から国道116号明田(みょうでん)交差点から県道46号経由約15分。
または一般国道402号シーサイドラインから角田浜地区三叉路経由約10分
日中に利用できる駐車場あります。